住宅ローン選ぶで一番重要なのは、金利タイプと実際の数字です。
もちろん、低い金利がずっと続くのが一番ありがたいわけですが、一般的には低い金利のものは長続きしなく、また金利の低い商品は借りられる人の条件が厳しくなるものです。
自分が借りられる条件の中で、どのくらい安定して低い金利で借りられるのかを検討します。
ここで“安定して”というのがカギになります。住宅ローンはたいていの人が20年、30年と長い期間返済していくものです。目先の金利だけにとらわれると、あとから大きく金利が変動してしまうこともあります。
この“あとから大きく変動”のリスクをなるべく抑えられるプランでローンを選ぶべきです。
また、金利は低いけど事務手数料や保証料、保険料が高いという場合があります。借入年数によって、支払う利息と手数料・保険料の差が逆転する場合があるので、気になるローン商品があれば、すべてを含めた総額で比較しなくてはなりません。
ある程度返済期間が過ぎると、まとまった金額で返済できる時期がくるかもしれません。
これを繰り上げ返済といいますが、繰り上げ返済は住宅ローンでは大いに有効な手段です。
できるだけマメに繰り上げ返済したいところですが、金融機関によって手数料のかかりかたが違います。繰り上げ返済前提でプランを立てる場合は、手数料がかからないローンを選ぶのもポイントです。
逆に、途中で返済が苦しくなる時期があるかもしれません。そのような場合に相談や返済計画の変更に応じてくれるローン商品であることも重要です。
返済計画を変更する場合に手数料がかかることもあるので、事前に確認するようにしましょう。